SNSは複数アカウントを使い分ける

情報病予防のために、SNSはできるだけ複数のアカウントを使い分けるようにします。こぐまワクチンではSNSのアカウントを「ワイヤード」「ホーム」「シークレット」の3つに分ける方法をスリー・パーソナリティ・マネジメント(3PM)としておすすめしています。3PMは、いわゆる本アカ・裏アカなどと呼ばれるSNSアカウントの使い分けのガイドラインです。

  • ワイヤード・アカウント ワイヤードにアクセスして他人とくらべることが目的のアカウントです。ハンドルネームか実名で作ります。学校、職場などの微妙な距離感のつながりや、自分から望まないつながりはすべてワイヤード・アカウントにまとめます。ワイヤードでは他人からマウントを受ける可能性はありますが、その代わりに自分から積極的にマウントを取ることもできます。進学や転職などで環境が変わるごとに新しく作りなおしてもかまいません。なお、実名SNSはすべてワイヤード・アカウントです。
  • ホーム・アカウント 不安を避けて心を安定させることが目的のアカウントです。自分が楽しいと思えるテーマ(スポーツ、音楽、読書、旅行、ゲームほか、なるべく他人とくらべずに楽しめること)を中心に、自分が望んだつながりだけを作るようにします。実名は避け、ハンドルネームで作ります。リアルの知り合いとつながる場合には、同じテーマを楽しめる信頼できる人のみとします。微妙な距離感の人には教えないようにします(代わりにワイヤード・アカウントを教えるようにします)。
  • シークレット・アカウント 自分の本音や感情を外に出してあげることでマウントを受けた時の不安を軽くすることを目的とした匿名アカウントです。もし友人や家族などに本音や感情を出せる相手がいる場合には不要です。つながりを目的とするものではないため、つながりはなるべく抑えるようにします。ゼロでもかまいません。もしつながる場合には、リアルの知り合いは避け、自分と心の底から合うと思ったネットの人に限るようにします。例えば病気などで同じ悩みを投稿している人などです。一生を通じてひとつのアカウントを使い続けることをおすすめします。

使い分け方法

ワイヤードとホームはかならず使い分けるようにします。いつもはホームを使うようにして、必要な時にワイヤードに切りかえて他人とくらべたり世の中の動きを確認します。情報病を予防するために、ホームにいる時間よりワイヤードにいる時間が長くならないようにします。

ホーム・アカウントはメンテナンスが必要です。つながりが増えたり、オフ会に参加するなどで関係が深くなると、だんだんワイヤード・アカウントのような雰囲気になって心が安定しにくくなります。居心地が悪くなってきたらブロックやミュートの機能を活用します。ただし、人間関係ですので完全にクリーンにはできません。ある程度は仕方ないと割り切るようにします。どうしても改善しない時には新しいホーム・アカウントを作るようにします。

シークレットは、つらい時や悩んだ時などに、その時の本音や感情を心の中から外に解放してあげるようにします。自分の気にしているスペックを自分の中だけで抱えたままにしていると、いきなりマウントで指摘された時に大きな不安を受けます。そのために前もって自分のコンプレックスを外に出して、心の準備をします。できるだけ弱い自分やネガティブな自分を出してあげるようにします。なお、他人のシークレット・アカウントの投稿を見た時には、その内容は問わず、弱い自分を外に出した勇気をたたえて「いいね」を押してあげるようにしてください。

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