教育・しつけ・進学・受験の情報病

子育ては不安との戦いです。そしてスマホ・ネットには、他の親子の情報があふれています。そのため、たいへん情報病になりやすい環境と言えます。また情報病の親のもとでは、情報病になりやすい子供が育ち、情報病は世代をこえて連鎖するきっかけとなります。

スマホ・ネットは他の親子の情報だらけ

ネットでは、キラキラした親子のマウントや、親子はこうあるべきという押し付け・広告などがたくさん目につきます。他の親子とくらべればくらべるほど、不安は増していき、やがて情報病になります。親子についての情報病になると、子育てや教育に現実離れの理想を持ったり、親としての自信がなくなっていきます。また、他の親子とくらべることに洗脳され、まわりの教育者や、子供本人と向きあうことを忘れていきます。

親にも子にも環境にもそれぞれ違いがあって、それぞれの幸せの形があります。どんなに普通と違っていても、それは悪いことでも失格でもありません。どこかの親子の真似をすれば幸せになるものでもありません。スマホ・ネットの情報と違っても、うちの親子はこれでいいんだ、と思えることが大切です。

親の情報病は子供のこころの発達に影響する

親が情報病になると、子供は、他人とくらべるためのスペックのひとつになります。例えば、良い成績を取ると自分のスペックが上がったように感じて、悪い成績を取ると自分のスペックが下がったように感じます。子供は、言葉だけでなく表情や雰囲気から、親が期待したりがっかりしていることを察します。

このような環境では子供はありのままの自分に自信が持てず、情報病に感染しやすい心に育ちます。「そのままで育ってくれれば十分だよ」という言葉などで子供を安心させてことが必要です。

例: 「小さいうちから〇〇をさせなくてはダメ」「親なら〇〇すべき」「〇〇君・〇〇ちゃんは〇〇できるようになったんだって」「なんでうちの子はこんなこともできないんだろう」

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