スマホが手放せない
情報病になるとまず、スマホを手放せなくなります。朝起きてから夜寝るまでずっとスマホを持って、他人がなにをやっているのか、自分がどう思われているのかを確認しつづけます。他人の楽しそうな様子をみて不安になったり、他人の失敗を見て安心することをくりかえします。ちょうど、アルコール依存症の人がいつもお酒のことばかり考えてしまい、お酒以外のことに脳を使えなくなるのと同じです。もし、スマホをなくして世の中の情報が入ってこなくなると、ソワソワして他のことが手につかなくなって、スマホを探そうとします(禁断症状、きんだんしょうじょう)。
他人との違いがいつも気になる
情報病になるとワイヤードに入ったまま出てこられなくなります。ずっと他人とくらべているため、スペックが変わることや、他人からスペックを評価されることをとても気にするようになります。スペックが下がることを避け、聞かれてもいないのにスペックをアピールすることにこだわります。いわゆるコンプレックスのようなものですが、たとえ他人から見て十分に高い学歴や美しい見た目だったとしても、本人はワイヤードから外に出ず、ひたすら他人からの評価を気にしつづけます。
他人とくらべることに頭の中が支配されていく
健康な人の頭の中は、自分が楽しいと思うことが一番で、他人とくらべることは後回しです。自分が楽しければ、たとえ他人から評価されなくてもそれほど気にしません。しかし、情報病になると、頭の中では、他人からの評価を気にする部分がどんどん大きくなっていきます。そしてもともとの自分が好きだった趣味などには価値を感じなくなり、楽しめなくなっていきます。